2021年5月29日(土)

活動報告
5月の暖かい日差しが降り注ぐ中、「ろう塾」が横浜にて開催されました。
今回は講師の小野先生より、「総集編」というテーマで、講演していただきました。
【流れ】
前半(ろう塾総集編)
①「ろう者」の定義
②手話を言語と認めるための要素
③ろう文化形成の背景
④日本や欧米でのろう運動の歴史
後半(ワークショップ)
3つのグループに分かれて学生スタッフも交えて話し合う
1、テーマ(3チーム共通)
「日本手話とは?日本語対応手話と区別が必要な理由は?」
2、テーマ(各チームごとに下記のテーマが与えられた)
「ろう者はかわいそう?」
「手話は世界共通?」
「手話には助詞がない?」
【統括】
前半の総集編にて、「ろう」とは何かを知っていただく目的で、手話・ろう文化・ろうの歴史などについて要点を取り上げてわかりやすく講演していただいた。
最後に行われた企画が1年以上前ということもあり、覚えているようで覚えていない事柄について、小野先生が参加者にその都度質問しながらの講演をしていただき、復習を楽しく行うことが出来た。
後半のワークショップでは、「ろう」とは何なのかを相手に理解してもらうことを目的として行われた。
参加者からは、「知識では知っていても、基礎知識もない相手にそれをわかりやすく伝えるかで大変難儀した」という声が多く出た。
小野先生からは「聴者の文化とろうの文化の両方を知ったうえで、聴者にわかりやすい例として何があるかを考えて提供することが肝要である」といったアドバイスをいただいた。
感想動画
講師

小野先生
NHK手話ニュースキャスター
明晴プレスクールめだか管理者
明晴学園教諭
NPOバイリンガル・バイカルチュラルろう教育センター理事