ろう教育とデフフッド

受けたろう教育の事例を紐解いていく!

3月5日(土)


「ろう教育に必要なことは何か?教育目標にデフフッドを掲げよう!」

1週間前の告知にもかかわらず、中高生から60代以上の計166名の様々な年代が視聴した「デフフッドとろう教育」の報告です。

早速覗いてみましょう!

【流れ】

・司会説明

・自己紹介

・1部 デフフッドとは?

・2部 デフフッドとろう教育

【総括】

企画開始の前にテーマ構成を担当した國富さんの説明から始まりました。

導入では「デフフッド」という日常生活では聞きなれない言葉を、デフフッドを提唱した人達やデフフッドに関連する歴史を踏まえて、棚田さんから分かりやすく説明をしていただきました。

デフフッドを提唱したのは、

「バディ・ラッド」

「トム・ハンフリーズ」

「キャロル・バッデン」であり、

バディ・ラッドは、ろう文化のことを「個人主義ではなく集合主義」であると強調し、視聴者に共感を与えました。

その上で、「デフフッド」について更に細かく理解できるようにするため

「手話人」

「探求の旅」

「ろう文化」

の3つの分類を通して、

デフフッドに繋がる点を説明し、

視聴者が楽しく学べる形式で行いました。

・中盤の話では、植民地主義の話を通して、ろうコミュニティが体験していることは文化言語モデルの文脈において植民地主義の範囲に入ると説明しており、ろうコミュニティは「言語的植民地主義」であると強調していました。

・終盤では、視聴者からの質問を丁寧に回答していました。

特に、教員が他のろう学校に異動した時のデフフッドの視点を取り入れた教育方法を確立する重要性や、現在のろう学校にデフフッドの概念が受け入れられるようにするためには、教育目標にデフフッドを掲げたり、聴者とは違う点を可視化することが大事など、これからのろう教育・ろう文化をより発展できそうな情報が満載でした。

棚田さん・河野さん・西脇さん・そして司会・構成を考えた國富さん

ありがとうございました!

登壇者

棚田 茂 氏

ゲスト

埼玉県立特別支援学校 坂戸ろう学園 教頭

河野 赳大

MC

学生スタッフ

西脇 将伍 氏

MC

学生スタッフ

國富 浩人 氏

司会・構成

学生スタッフ