「翻訳」
2021年6月27日(日)

活動報告
蒸し暑いなか、17名の参加がありました。
皆様には改めて心からお礼を申し上げます。
また今回も小野先生をお招きしまして「翻訳」について講演及びワークショップを開催いたしました。
【流れ】
前半
翻訳についての理論およびレクチャー
手話における文法の理解
後半
ワークショップ、翻訳実演
【総括】
前半では日本語からろう者への手話に翻訳するためにはどうすればいいのかの説明および生徒へ質問を交えつつ、改めて日本語と手話は言語としても文化としても異なるものであるという認識を深めた。
また翻訳における重要な要素として文脈の意味を理解し、その概念を解釈することで「自然な表現」へ翻訳することを再認識した。
日本語を単に手話へ置き換えるのではなく、その文脈から「何を言いたいのか」を汲み取る力も求められている。
すなわち「手話力」も「日本語力」も必要であり、日々これを意識することで翻訳力の向上に繋がるのではないのだろうか。
後半では2人組ずつペアを組み、三鷹の森ジブリ美術館「館主のことば」のキャッチフレーズを翻訳するワークショップを行った。
改めて日本語をどう手話に訳して「ろう者にとってストンと入る手話」とは?を意識しながら取り組んだようである。
小野先生の巧みな指導及びアドバイスのもと、一人ひとり皆大変分かりやすく、ろう者目線ならばの翻訳ができたと思う。
日常的に手話を使うろう者ならばの翻訳は見てて心地よいものだということを実感させられた授業である。

感想動画
講師

小野先生
NHK手話ニュースキャスター
明晴プレスクールめだか管理者
明晴学園教諭
NPOバイリンガル・バイカルチュラルろう教育センター理事

